自然形体療法理論

誘因起因を解消する科学としての自然形体療法

自然形体療法は物理的施術法として治癒理論から検査確認、施術法まで科学的に構築されたものです。

頭のてっぺん(頭いただ)から足の先までを施術の対象としておりあらゆる痛みや不調を触れる程度の刺激で根源的に解決し、その場で解消していくのが特徴です。

この事が出来るようになったのは筋肉の歪みを触診で発見したからです。

筋肉の歪みを表面から触るだけで解消すると骨格は正常になります。時間もかかりません。

姿勢も場所も選びません。自然形体療法はここまで進化し深化しています。

身体は物理的存在(物体)ですから、施術も物理的に行えば余程の重症でなければその場で症状が解消し、痛みのない、自然な健康体になります。

自然形体療法は故山田洋先生が平成4年から約20年の歳月を費やして、完成されたものです。

頭蓋骨の調整から体幹の調整、骨盤の調整、両手両足の調整に至るまで的確に誘因、起因を解明したうえで、誘因、起因を解決解消することができます。

痛みを代表とする症状を鍵穴とすると施術法、施術手段は鍵に当ります。

痛みに応じた誘因、起因があるのでそれに合う手法(鍵)を使わなければ鍵は開きません。

痛みや症状は解消しないのです。

症状の誘因、起因を解明して鍵穴の形状を知り、それにあった鍵(施術法)を用意することで問題は解決し、その場で症状は無くなります。

鍵(施術法、施術手段)は何でもいいわけではありません。

物体である人間の身体の故障は物理的に直すのが最も適しています。

痛みの誘因、起因の多くは物理的誘因、起因です。

打撲、骨折、捻挫、肩凝り、身体の歪みに起因する神経痛、腱鞘炎、頸椎椎間板の変形、頭痛、肩こり、首こり、むちうち症等々。

自然形体療法は薬学では直せない身体や骨格、筋肉の歪みをも少し触れただけで解決できます。

物理的で科学的ですので、あやふやな説明ではなく、診断や施術も全て合理的に説明できます。

これらを要約すると次の様になります。

1.安全で全く危険がない

強い力や速度で施術するのではなく、身体が反発しない、ゆっくりとした優しい動きで施術を身体に受け入れて貰いますから、安全で安心感があり危険は全くありません。

2.心地よくて痛くない

痛い施術や刺激が強い施術を受けるとやってもらった感があるという人もいますが自然形体療法は違います。

施術を受けるのは痛みや症状があって、それが苦痛に感じるからであり、それを取り去ってほしいからお金を出し、時間を使って施術を受けるのです。

それなのに施術で痛みを感じるのは有るべき施術の姿ではないと自然形体療法では考えます。

痛みが苦痛なのですから、施術で痛みを感じるのは良くありません。

痛みは危険から逃げる為に感じるようになっているのです。その危険から逃れるための危険信号を無視した施術は一時的に気持ちが良く感じても避けるべきだと考えます。

ですから施術時の姿勢や手法を受ける時に感じる痛みを全く感じない状態で施術します。

3.すぐにその場で結果がでる

総合的物理療法である自然形体療法はあいまいな理論、施術は全くありません。

物理と言うと難しいと考えがちですが、数学さえ使わなければ物理は言葉のイメージとは裏腹にきわめて単純明快で、1+1は常にだれがやっても答えは2なのです。

人によって1や3,4になる事はありません。

棒で紙を押せば破れます。紐を引けばその先も動きます。豆腐を指先で押せば穴が開きます。

これらの誰でも知っている日常の事象が物理の世界です。

言葉を換えれば誰でも知っている日常世界の現象が物理です。

4.どんな姿勢でも施術ができます。立った状態、座った状態、寝た状態、横になった状態等です。

一番楽な姿勢で施術をしますから痛みや危険を感じることなく、怖い感覚もありません。

逆に言うと施術中に痛みや危険を感じるようなら、行う施術の形が似ていても、それは自然形体療法ではありません。

自然形体療法は全く痛みを伴わず、痛くない施術ですから、安心して身体を任せていただけます。

5.触るだけの施術、しかも短時間で直す事が出来ます。

自然形体療法の会員総ての先生がいきなり、これをできるとは言えませんが、身体はそれだけで反応します。

練習を重ねればだれでもこの結果をだせます。また、自然形体療法は自然治癒力では解決できない問題をも解消します。

自然治癒力では回復しない問題が身体には多く発生します。

冒頭に述べた筋肉の歪みも自然治癒力だけでは直らないものの一つですが、こうした多くの自然治癒力では回復しない問題を解決してきたのです。

触るだけで直るとは不思議なようですが、身体の感覚は繊細で気温や湿度にさえ敏感に対応して身体の状態を適応させています。

人間が触れるのはこれよりも強い刺激ですから、十分に感知して対応するのです。

但し、これができるには高度な触覚技術が必要です。

自然形体療法のなかでもこれを全員が身に着けているわけではありません。

「身体の匠」の称号が与えられた先生の存在意義はそこにあります。

6.理論的、科学的であり、再現性があります。

物理的施術法ですから、曖昧さは全くありません。

又、確率とか薬学、科学反応で表す何%とかの曖昧な事もありません。

1+1=2 のように、誰が行っても答えは常に同じなのです。

これが再現性であり、再現性があるという事は科学的である証拠です。

人により結果が違うことは技術の差以外はありません。

野球の投手が10人いれば皆その力量は違います。それは努力や能力が違うからです。

しかし、野手よりは投球の能力ははるかに高いです。

ましてや素人とは比べ物にならない高い投球能力を持っています。

自然形体療法の施術家についても同じことが言えます。

「身体の匠」の7名の先生方による集団指導体制にこだわるのは切磋琢磨の場が確保できるからです。

7.痛みの誘因、起因と施術の結果を説明できます。

誘因、起因と施術の結果が説明できるという事は、痛みや不調に対する見方が正しく科学的である事を証明しています。たまたま痛みや不調が解消したのではありません。

冒頭に紹介した筋肉の歪みはそれだけで痛みの原因となっていることがあります。これは牽引しても解消しません。

8.高度な分析力と高い技量があり、まぐれで直したのではない事を証明できます。

自然形体療法は現代医学で解明できていない痛みや不調の誘因、起因を解明し施術でそれを解決することができます。

更にまた、自然治癒力では回復不可能な状況をも解決できます。

例を挙げれば動作転位による多くの痛みや不調と、魚の目、タコ、いぼ、痛風、リウマチ、損伸(細胞が伸びた状態)、損屈(細胞が潰れた状態)、筋肉の歪み、靭帯の剥離、半月板の損傷、断裂、頭蓋骨の矯正、筋肉の癒着の解消、筋膜の変形の解消等々です。

以上、20年に渉る故山田洋先生の実地研究の成果の一部を紹介しました。

自然形体療法では故山田洋先生からその人物識見と高度な技能を認め「身体の匠」の称号を授与した先生方が講師となり忠実にお教えしています。

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